大会長挨拶
ご挨拶
いつも大変お世話になっております。第75回日本電気泳動学会学術大会の大会長を務めることになりました北里大学の長塩です。現在、日本電気泳動学会には多種多様な電気泳動法に関するスペシャリストが所属しており、毎年のように新たな分析技術が発表されております。これらの素晴らしい電気泳動技術を幅広い研究分野の先生方にもっと知っていただき、うまくマッチングされることでさらなる研究の発展につなげてほしいという思いを込めまして、今回のテーマを「電気泳動技術の多様化と異分野融合への挑戦」と掲げさせていただきました。この学会では一般演題として口頭発表とポスター発表を募集します。電気泳動と関係のない先生方にも是非ご発表していただき、何か分析などでお困りの部分について分析のスペシャリストとの情報交換や今後の共同研究につながるような場にしていただければと存じます。
また、以前は臨床検査技師の先生方にも多く参加して頂いていた本学会ですが、近年、減少傾向にあります。そこで今回、臨床検査に関わるシンポジウムを設けました。この機会に多くの臨床検査技師の先生方にもご参加いただき、大会を盛り上げていただければ望外の喜びです。
一般口演やポスター発表につきましては若手研究者発表賞(仮)を企画しております。学部生、大学院生、若手研究者に分け、それぞれで表彰することを考えております。大学院生につきましては修論発表や博論発表の時期に近い開催となりますので、その練習も兼ねて演題登録してもらえればと存じます。学部生につきましては途中段階のデータでも構いませんので学会という程良い緊張感の中での発表を経験して良い刺激を受けてもらい、今後の研究意欲の向上につなげてほしいと願っております。
今回の学術大会は久々の首都圏での対面開催となります。多少アクセスが不便な部分もございますが、是非ご参加いただき活発なご討論および、明日の共同研究への手立てとして活用していただければ幸いです。本学術大会が皆様の交流(異分野の融合)の場として有意義な時間となることを願いつつ皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第75回日本電気泳動学会学術大会
大会長 長塩 亮
北里大学 医療衛生学部
医療検査学科 臨床検査学